ほくろはチャームポイントになるので目元や口元にあると羨ましいこともありますが、全てがそうではありません。取るべきものは早めに取った方が良いです。治療は決して難しいものではありません。方法は色々あってその中から最適なやり方を選択しますが、ほくろの大きさと形、個数、色などで治療方法は変わります。また、盛り上がりがあるか平坦かという違いによっても適用する方法が異なります。多くの症例数を扱ってきた実績のあるクリニックを選び、経験豊富な医師の判断に委ねることになります。治療方法は、主にレーザーを使って軽い火傷を起こすことによって除去してきます。それほど大きくないほくろの場合では麻酔は不要なことが多いです。レーザーは傷痕がほとんど残らないという良い面がありますが、一般的に治療期間がかかると言われています。レーザー治療は色々ありますが、炭酸ガスレーザーはほくろの組織を水蒸気にして蒸散させます。電気レーザーよりもほくろの周辺の組織に影響を与えにくい方法です。また、Qスイッチレーザーは黒っぽい色素細胞だけに反応するので、ほくろ周辺の細胞を傷付けず、傷痕がほぼ残らないというレーザーもあります。Qスイッチレーザーも数回は通院が必要となります。レーザー治療の費用はほくろの大きさによって変わってきます。約2?3mmの大きさでだいたい1万円前後で、1mm大きくなるごとに5千円?1万円プラスされるところもあります。1回のレーザー照射で2千円?1万5千円ほどかかるクリニックが多いです。レーザー以外の他の治療方法には、メスでくり抜いて切除する方法があります。ほくろより一回り大きく、そして深めにくり抜いてから止血をし、軟膏を塗って終了です。場合によっては縫合もします。縫合がなければ治療は一回で完了します。そして、ほくろを含めて紡錘型に切除し、縫い合わせる方法もあります。切除縫合法と言いますが、抜糸が必要な方法になります。また電気分解法という治療法もあり、これはサージトロンという医療機器を使って、特殊な高周波で組織を蒸散させることによって除去するものです。5?6mmくらいまでなら対応できます。傷の治りも早い治療法です。メスを使った治療法も大きさによって費用が異なってきます。レーザーで除去することの出来ないものや大き過ぎるものはメスが使われます。レーザー治療よりも割高になる場合もありますが、1つ1万円?2万円程度と言われており、初診料や麻酔代、病理検査代などを含めると2万円?5万円が相場だと考えられます。保険が適用された場合は2万円?3万円程度で、保険が適用されなかった場合は4万円?5万円程度というところが多いです。治療を行うべく美容整形外科などの医療機関を選ぶ時、口コミで評判を確かめた方が良いです。そのクリニックで施術を受けた人の話はなかなか聞けないものなので、口コミを参考にするのは良いです。しかし注意したいのは、口コミを信用し過ぎないということです。実際に良いクリニックであっても、自分にとってはどうなのかは分かりません。まずはカウンセリングを申し込み、医師と顔を合わせて直接説明を受けて判断するのが一番確かです。費用の確認も忘れないようにしましょう。